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相続タイムズ 第15号

1年の計は元旦にあり

 

 

◇相続の事は話しづらい◇
まだ相続が発生していない方々と相続の話をしている時に一番感じるのは、『対策の必要性は十分に理解できたけど、うちにとってはまだ先のことだし・・・』という心の声です。
事実そのように感じたときには、具体的な行動に移ることなく、その場で話が終わってしまいます。
 確かに相続について考えることは非常に難しいことです。
それは税法が難しいからとか、民法が難しいからとか、そんなことではなく、ごく身近な人の「死」について話をしなければいけないからです。自分が死んだときのことを自分一人で考えるだけなら簡単なことかもしれません。しかし、自分の親に面と向かって『あなたが死んだときの話をしたい』と切り出すことは、一段も二段もハードルが高くなります。
相手によっては、怒り出して話にならない人もいるでしょうし、健康面で不安を感じている人であればその不安をいたずらに増長させてしまうことになるかもしれません。
 
◇生命保険のようなもの◇
私は、相続対策を考えることは、生命保険に加入することに似ていると思っています。
結婚や出産というライフイベントに直面すると生命保険の必要性を十分に理解できるのですが、保険料負担の問題や加入の手間を理由に、契約を先送りすることがよくあります。
 しかし、その先送りしている最中に病気になったり事故にあったりした場合には、もう保険に入りたくても入れないという事態が生じます。 
相続も同じで、先送りしている間に病気になって意思決定ができなくなったり、事故で死んでしまったりすればもう手遅れです。
 
◇一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり◇
 では、「相続の計」はいつでしょうか。私は「今」がその時だと思います。
 『では何をすれば良いのか?』
 どこでも良いので無料相談会のようなところで、弁護士や司法書士、税理士、その他の専門家と話をする機会を作って下さい。
 『でも何を聞いたら良いのか・・・』
 座って話をしていれば、相手が話を進めてくれます。もしそれができない相手であったり、質問内容が決まっていないことを怒るような相手であれば、その場限りにすれば良いだけです。
 じきに年末を迎え、まとまった休みを取られる方が多いと思います。「今」が難しい方はその時に一度考えてみてはいかがでしょうか。